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抗甲状腺薬の中止が難しい場合

抗甲状腺薬治療を受けているが、なかなか内服を中止できない場合

 

内服治療の約半数の方は2年間の治療で内服が終了しても甲状腺機能が長期間正常に保たれる状態(寛解)に至ります。

一方、2年間の治療で寛解に至らない(1錠/日以下では甲状腺機能が正常に保たれない)場合、今後も服薬を継続するか、他の治療に切り替えるかについてご本人の希望を聞いておくべきだと考えています。

 

  • 内服治療

抗甲状腺薬により機能が安定していれば、服薬継続は選択肢の1つです。日常生活も問題なく送ることができます。長期に服用することの副作用はほとんどありません。

 

2. アイソトープ治療

・対象は18歳以上です(日本では)。妊娠中、授乳中、バセドウ病眼症の活動期には実施できません。

放射性ヨードを内服し、甲状腺に炎症を起こして甲状腺ホルモンの作られる場所を少なくする治療です。カプセルを1回服用するだけの簡単な治療です。治療直後の合併症はありません。治療後は発がん性の心配はなく、妊娠も可能です(但し、女性は最低半年間避妊をした方がよい)。

・治療後、長年経過すると、そのほとんどが甲状腺機能低下症に至ります。生涯、甲状腺ホルモンの補充療法が必要となりますが、そのほうが経済的にも生活の質や健康管理という点においてもよいという考え方です。

 

3. 手術

・重度のバセドウ病眼症やTRAb高値で妊娠を望む場合には甲状腺全摘術が選択されます。また、プロスポーツ選手など甲状腺機能の安定化を急ぐ場合には手術療法が選択されます。甲状腺機能をコントロールするという点では、最も確実な方法です。

・甲状腺機能正常を目標に手術を行っても甲状腺機能が完全に正常化する方は30%くらいで、再発する方も出てきますので、最近は甲状腺機能低下症を目標に手術する傾向にあります。その場合、甲状腺ホルモンを内服し続ける必要があります。

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