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気管支喘息 ステロイドに関する質問

Q:吸入ステロイド薬は、いつまで続けなければいけませんか?

A:患者さんの状態を総合的にみて、医師の判断で薬を減量・中止します。

喘息は、気道の慢性炎症が原因で咳や痰などの症状が起こります。そのため治療の中心となるのは吸入ステロイドです。気道の炎症を抑える、喘息治療にとって最も大事な薬です。

 

吸入ステロイドをいつ中止するかについては、明確な基準はありません。

・年齢

・喘息の重症度(症状の程度と頻度、治療内容を加味したもの)

・今までの入院歴や発作歴

・全身性ステロイド薬の使用も含めた治療歴

・症状の季節変動や運動による喘息症状の誘発 等

上記等の患者さんの病状を十分検討し、吸入ステロイドを調整します。

目安>

小児:症状がでない管理良好な状態が3か月以上保てる

成人:上記が、3~6か月以上保てる

このような場合に、薬の減量を検討します。

この際、ピークフロー測定、呼吸機能検査などで気道の炎症が本当に治まっているかを客観的に評価したうえで中止するのが望ましい方法です。

・吸入ステロイドの中止後も再燃に注意

注意が必要なのは、薬の減量・中止できても症状が再燃することもある点です。

再燃の原因>

・かぜ、気管支炎などの呼吸器感染症

・秋~冬の季節

等があり、小児喘息の場合、成人になってから再発する場合もあります。

薬を中止した後も定期的な受診をお勧めします。

 

Q 2:ステロイド薬の副作用が心配です。

A :吸入ステロイドは、副作用がほとんどでないよう工夫されています。

   ただし、吸入後のうがいは忘れずに。

ステロイド薬は、「副腎皮質ステロイド薬」といい、人体にある副腎という臓器から少量分泌されているホルモンです。炎症を抑えるうえで最も強力な作用を持ち、正しく使えばとても良い薬です。しかし、全身投与(経口、注射)で長期間使用すると副作用が生じることがあります。

この副作用のリスクを減らす工夫を施された薬が、「吸入ステロイド薬」です。毎日、少量を吸入し肺に直接届けることで、重い副作用がかなり抑えられるようになっています。

この吸入ステロイド薬の普及によって、喘息死や喘息発作による入院は減少しました。

・口の中に残った薬に注意キャプチャ11

吸入ステロイドが口の中に残ると、カンジダというカビの一種が増えることがあります。

それを防ぐために、吸入後うがいをしましょう。うがいが難しい場合、「ブクブク」して飲み込んでしまっても効果はあります。 

それでも患者さんによっては、声がれなどがでることがあります。その場合は薬剤の変更で対処します。

 

Q:指示通り吸入しているつもりですが、効果が感じられません。本当に薬が効いているのか心配です。

A:心配であれば、再度指導を受けましょう。また、薬を変えてもらうこともできます。

近年、吸入ステロイドの吸入器は、肺に到達しやすいように改良を重ねられた精密機器です。しかしその分使い方は複雑になりました。正しく吸入できている人は30%ぐらいとの報告もあります。決められた順序・方法で使って初めて効果が得られます。

薬剤師や医師に使い方を実際に見てもらい、指導を受けてください。

正しく吸入できていれば、吸入ステロイドを継続使用して1~2週間で効果を感じ始めます。ただし、そこでやめてしまわず医師の指示通り継続使用することが最も大切です。

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