ツイミーグ
基本事項
商品名 |
ツイミーグ®️ |
一般名 |
イメグリミン |
規格 |
500mg錠 |
適応症 |
2型糖尿病 |
用法用量 |
500mg錠を4錠分2朝夕に経口投与 |
最高血中濃度 |
2.5時間 |
半減期 |
12.0時間 |
食事の影響 |
なし |
注意 |
腎機能障害患者(eGFR<45mL/min/1.73m2)、妊婦など |
薬価 |
|
販売会社 |
大日本住友製薬株式会社 |
ミトコンドリアとは
ミトコンドリアとは、すべての真核細胞にある細胞内小器官である。これは、ATPという細胞内活動に必須なエネルギーを作り出す非常に重要な器官です。人体においては、脳、筋肉、肝臓、膵臓などの代謝の活発な器官の細胞内でエネルギーを合成している。
ミトコンドリアの主な機能
・エネルギー産生
・活性酸素の産生
・カルシウムイオンの貯蔵
このようにミトコンドリアは、細胞、臓器、生物の営みにおいての大黒柱といえる。
ツイミーグの薬効
ツイミーグの作用は、ミトコンドリアを介した作用を上記にまとめました。膵β細胞におけるインスリン分泌改善作用や、肝臓や骨格筋などの膵外臓器におけるインスリン抵抗性の改善作用を有することが想定されています。
ツイミーグとメトグルコの構造式は非常によく似ており、メトグルコをベースにした創薬であることが伺える。したがって、メトグルコと同様に多彩な薬理作用を示す可能性を秘めた物質と考えられる。一方、メトグルコの最も危惧される副作用としての乳酸アシドーシスを発現する可能性は比較的低いとされている。
イメグリミンの臨床効果
単剤療法 TIMES1
日本で行われた臨床試験についてご紹介します。
日本人2型糖尿病患者213人を対象にした、24週間のプラセボとの比較対照試験です。
ツイミーグ単剤を承認用量の1000mg1日2回で24週投与した場合のHbA1c低下量は約0.7%でDPP-4阻害薬とほぼ同程度である。また、HbA1cの低下は穏やかではあるが、有意に低下し、投与開始20〜24週後にプラトーに達するとされている。
他の血糖降下薬との併用試験 TIMES2
このHbA1cの低下効果について、